Jan 29, 2017

消える棚板

元々の床の間は、模型や模型材料を保管する収納とします。



既存のモルタル下地壁は、1階に光が届きやすくするため、反射率の高いシルバーで塗装しました。
棚板は板状の模型材料を多量に収納するため、薄くて丈夫なガルバリウム鋼板の角波とし、棚レールで可動式としました。
0.35mmの棚板の見付なので、物が置かれた時に棚の存在が消え、物だけが浮いて見えるような棚になります。





隙間を埋める

既存の下地材の凹みの模様が面白いので、このまま仕上げたいのですが、隙間だけはモルタルで塞ぎました。
雑な仕上げで工事途中のようですがが、これは意図するところです。

床はエキスパンドメタルとし、1階に光が落ちるように計画します。





Jan 22, 2017

壁の下の壁

2階の床の間(トコノマ)の壁を剥がします。
モルタル塗りの下地壁が姿をあらわしました。
モルタルが剥がれにくいように壁にポツポツとくぼみができています。

始めて見る珍しい材料で、建物が建てられた時期を示し、時間の経過を感じさせる痕跡です。
このまま仕上げとして使いたいところです。





Jan 15, 2017

型枠工事

コンクリートを流し込むための、基礎の型枠を廃材で制作しました。
流しこんだコンクリートで型枠が開かないようにしっかりと梗塞しなければなりません。
少し心配です。



Jan 4, 2017

圧縮筋交い

解体した壁に、新たに筋交いを入れます。
木造の筋交いは、圧縮筋交いなので、隙間なく取り付けなければ、力を発揮しません。
施工の精度を要する、難しい作業です。


土台側は水平垂直なので90度にカットします。


梁側は登り梁なので、カットする角度を正確に墨付けし、少しずつ調整します。


Jan 3, 2017

配筋工事

構造補強をするため、新たに作る壁のための基礎工事を始めます。
既存のコンクリート土間にドリルで穴をあけ、鉄筋を差し込みます。
D10@250で、主筋はD13としました。


既存のコンクリート独立基礎にも穴をあけ、差し筋をして、一体の基礎とすることで、
既存束の負担を減らします。土台を緊結する為のアンカーボルトも設置しました。


余分な所はカットします。



Jan 2, 2017

壁の中身

1階の壁に筋交いを入れるため、壁を内側から壊してみました。
漆喰の壁は下地がモルタルで、とても重厚感がありましたが、
剥がしてみると、薄いトタンの外壁と横桟があらわになって、軽やかな壁になりました。
どのように手を加えるか、悩みます。





Jan 1, 2017

成長する空間

廃材で本棚を作ります。
思っていたよりも収納力がありそうです。

2階は模型や道具、本などが置かれることで、空間が作られていく場所となります。
棚や収納が作られ、物と建築が混ざり合って、常に場が成長をしていくような建築になります。

模型や関連する資料、創作の種となるたくさんのものに囲われながら模型などの製作作業をすることで、空間と物のスケール感、想像と現実を行き来しながら、新しいアイデアを産み出す場としたいです。