Dec 19, 2015

存在のハイブリッド

吹き抜けの一部をスケスケな床にして、2階からの光が落ちるヴォイドの体積を大きくすることはできないだろうか、と考えました。

家に大量の鋼製足場が保管されていることを思い出し、吹き抜けの幅に合うか、確認してみます。
足場の付け根を少し加工すれば、利用できそうです。



本来、足場は工事中に仮設的に使われる材料ですが、本設的に取り付けることにしました。
すぐに取り払われ、工事現場を点々と移動し続けていた足場と、長い間この場所にずっと存在していた梁。
異なる存在の仕方をしていたものを組み合わせた、ハイブリッドな状態を作ります。
様々なものがごちゃ混ぜに存在し作られている現代の都市と、建物の内部をつなぐ連続性につながるのではないかと期待しています。





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