Dec 31, 2016

ひとまず

2階は使えるくらいまで、改修が進んできました。
同時に今まで終えた工事を模型にフィードバックし、新たな考えを巡らせます。


Dec 30, 2016

合理性の出現

今まで後回しにしていた1階の壁の工事に取りかかります。
まずは、既存の壁(ラワンベニヤ)を撤去します。
ベニアをはがすときれいに組まれた格子の下地が現れました。
大工的な合理性の跡を発見。



基礎工事をするため、格子の下地も撤去します。
なんだかすっきりしてしまい、残念な気もしますが、
撤去した廃材は、無駄なく使わせていただきます。




Oct 30, 2016

寒冷紗の建具

押し入れの中は模型を保管できる収納として使います。
模型がほこりをかぶらないように、戸をつけて模型の劣化を防ぎます。

鴨居が歪んでいて元々の襖が入らないため、鴨居の溝にカーテンレールを取り付け、新しく戸をつくり、吊ることにしました。
レールに負担がないように、できる限り軽く、ほこりをガードすることができる建具を作らなければなりません。
見付け25mmの木材で枠をつくり、寒冷紗を重ねて貼りあわせ、白くて軽い建具を考案しました。
白すぎて、まだ空間になじんでいないのが、気になるところですが、改良の余地はありそうです。


Oct 1, 2016

外の世界にも

改修をしている小屋とその外の世界。
改修をしていると建物の中のことに意識を向けがちですが、
外から建物を眺めると、外の環境が実に多様でおもしろいことに気がつきます。

今まで関係性が希薄だった小屋とその外の環境が、改修を通じて繋がっていくように、
外構も計画していかなければなりません。


Sep 18, 2016

ガラスの存在

窓を開けると直接光と一緒に外の風景が目に飛び込んできます。

ガラスを透明に変えて、外の色々を取り込みたいです。



Aug 25, 2016

建物の際を飾る

建物の南側の出入り口脇に、リッピア、タイム、ハーブ、を植えました。

いずれは建物の周りが全て植物で覆われ、
舗装された地面と建物から延びる植物が絡まりあった道を畑まで伸ばしたいと考えでいます。
時間をかけて完成させるため、できるだけ生命力があり、繁殖力に長けたものを選びました。




育ったハーブで、お茶を入れたり、料理をするのも楽しみだ。






Feb 21, 2016

柔軟性と可変性

壁を作ります。
壁といっても、建物に固定された頑丈な壁ではなく、
建具で作る取り外し可能な間仕切り壁です。
今後、改修工事を進めていく過程で、2階を繋げて使う可能性も考え、
できるだけ柔軟で、可変的な建築を目指します。
日本特有の建築のかたちです。


Jan 31, 2016

建具をもらう

解体してしまう建物で使われていた、建具を譲ってもらいました。
建具自体の状態もよいので、2階の間仕切り壁にぴったり!

だといいのですが。



Jan 23, 2016

床工事

2階の床は、倉庫にあった材料を吟味し、構造用合板で仕上げることにしました。
(後々変更するかもしれません)

下地材として使う材料を仕上げ材とすることで、足場板と同様に工事途中のような状態が本設的に現れるように計画します。

名前の通り、構造用で耐力壁に使うための材料なので丈夫で、キズがついても気になりませんし、木目がくっきりとした材料なので、模様のように表情を楽しめます。



床の見切りは材料の長さが足りなかったので、既存の敷居を45度にカットし繋ぎました。
敷居の溝が途切れないようにつなぎ目は留め(トメ)とします。







Jan 16, 2016

床下地

雪の降る朝。
外はうっすらと明るく、白い世界が広がっています。



照明をつけて、2階の床工事。
梁のたわみで傾いた2階の床を平らにする為に、高さの違う下地材を等間隔に設置していきます。
ラーチ合板の仕上げを想定して、仕上げビスの位置が均等になるように間隔を慎重に調整しながら、固定していきます。
下地といえど、手は抜けません。



Jan 15, 2016

グリッドを繋ぐ

吹き抜けと2階の床の見切りは敷居や柱と同じ幅ものを使います。
木造の真壁工法の建物では、柱や梁と連続した敷居をまたいだり、鴨居をくぐったりすることで、空間の境界を意識することになります。

内外、上下、寒暖、明暗、大小・・・、
場の差異を意識するためのグリッドを立体的に連続させます。





Jan 10, 2016

壁か屋根か

小屋裏に隠れていた外壁の三角形の部分の穴を塞ぐ。
どんな材料でどのように塞ぐのが良いのか思案します。

真壁のように小屋組の間を埋めるように、ラワンベニヤをはめ込んでいく方法としました。

木目をどの方向に貼るのが良いのか、ベニアのサイズを考慮しながら、壁ではなく屋根のパーツとなるように、板の木目を勾配にあわせて貼ることにしました。