Dec 30, 2017

棚の壁

柱と柱の間に棚を作りました。
読んだ本の数だけ、壁に本が収納されていきます。
自分自身の知識量に比例して壁も本で埋められていきます。
人の頭脳とリンクして成長していく壁です。

背板の材料にも悩みます。




Dec 28, 2017

間仕切り壁

波板を使った間仕切り壁を作りました。
既存の鴨居の高さに合わせ、横桟の高さを決定し、上部は、下屋の屋根の繋がりがわかるように透明のポリカーボネート波板を使用。
本設の間仕切りですが仮設的なつくりとしています。


Dec 3, 2017

壁下地

柱と柱の間に間柱と野縁を交互に固定していきます。
柱の奥行を利用した棚を作るための下地です。


Nov 26, 2017

ルーバーの床

2階の窓下の床を工事しました。
窓からの光を1階まで落とすために、木のルーバーで床を作ります。
野縁35×45を等間隔に固定していきます。

吹き抜けと下屋部分の空間のつながりを絶たないように、視線が自然と外側へと向くように、下屋の垂木と同方向にルーバーを取り付けます。






Nov 19, 2017

構造補強工事

柱を建て、筋交いを設置しました。
ほとんど壁がない建物だったので、耐力壁で壁倍率を確保します。
筋交いも現しなので、金物の向きなども気にしながら設置していきます。

昔の家で使われていた、床柱が見つかったので、入り口の正面に使うことにしました。
全く表情が異なり、年代も違う床柱が、この建物の特異性を象徴する存在に。



Oct 8, 2017

作業場解体

叔父が大工を始めた時に建てられた作業場。
物置きとして使っていましたが、ついに屋根を支える重要な梁が折れてしまい、危険な状態なので、解体することとなりました。

使えそうな材料は、再利用していきたいと思います。


まずは、屋根を取り払います。この視点から見る北の空は新鮮です。


壁も撤去します。簡単なつくりでできていたにも関わらず、長い間建ち続けていたことに驚きます。この場所をどのように使っていくのがよいのか、可能性を探りたいと思います。



May 28, 2017

建物の際の植物

少しづつ、成長しています。リッピアとミントは特に。


庭の竹やぶを一掃し、大量の竹がとれました。
東南アジアの国では、竹を使った美しい構造の建築がたくさんあります。

表現としてではなく、竹という材料の特性を活かした、合理的な使いかたで建築を作れないか、考えてみたい。


May 3, 2017

土台継ぎ手

基礎の立ち上がりの上に、土台をのせます。
1本では長さが足りないので、途中で繋ぎます。
腰掛け蟻継という方法の継ぎ手を採用しました。
加工が比較的簡単という理由ですが、作ってみるとなかなか難しいことがわかりました。


アンカーボルトは上になる土台材に差すことで、浮き上がらないようにします。


Apr 29, 2017

脱型枠

基礎のコンクリート型枠を取り外しました。
廃材を重ねて繋ぎ合わせた型枠が、コンクリートに転写され、3層に重ねられたコンクリートの層ができました。


既存の独立基礎との接合も勾配に合わせてしっかりと繋がっています。


Apr 23, 2017

場を囲う

コンクリート工事を行いました。

セメント、砂、砂利を1:2:3で混ぜ、水を10ℓ加えてよく練ります。
友人に手伝ってもらい、コンクリートを型枠に流し込む作業を数回繰り返し、
上端を小手でならし平らに仕上げます。




コンクリート基礎は、建物の荷重を支え、力を地面に逃がす重要な部位となるのと同時に、地面を囲いとり、建築や部屋の面積を決める作業でもあります。

地面が囲いとられ、あらたな空間が作られます。




Apr 9, 2017

基礎工事

小雨の中、いよいよコンクリート工事です。
建物と樹木を使いビニールシートを掛け、仮設の作業場をつくりました。
ここにもプリミティブな建築ができています。


独立基礎を繋ぐコンクリートの打設です。
独立基礎の角度に合わせて、型枠も斜めにします。
出来上がりが楽しみです。


Mar 20, 2017

内と外を繋ぐ

建物内部と外部の繋がりをつくります。
外部に石やレンガを敷き、地面を舗装しました。
コンクリート土間の内部から石舗装の外部へと空間を繋げていきます。


Mar 4, 2017

開拓

土地の開拓。
敷地の南側で線路際にある杉の高木を伐採し、鬱蒼と生い茂っていた竹やぶも一掃しました。
敷地全体に南側から光が差し込み、風が通り抜け、気持ちのよい外部環境を取り戻すことができました。


建物に近い所の杉の木は、高い所の枝を木に登りながら落としていきます。10m以上の高所での作業を1人で行う職人さん。頼もしい限りです。


伐採した杉は、建材として使うため、並べて置きます。


枝が減り、すっきりとした杉の林。元々グリット状に植えられていた木々の、秩序が美しい。


Feb 15, 2017

建築の透明性

鋼製火打を設置しました。
床に合板などを貼らず、交差する梁を火打でつなぎ、水平剛性を確保します。
構造部材を隠さず、力の流れが見えるような、透明性の高い建築としていきたいです。



Jan 29, 2017

消える棚板

元々の床の間は、模型や模型材料を保管する収納とします。



既存のモルタル下地壁は、1階に光が届きやすくするため、反射率の高いシルバーで塗装しました。
棚板は板状の模型材料を多量に収納するため、薄くて丈夫なガルバリウム鋼板の角波とし、棚レールで可動式としました。
0.35mmの棚板の見付なので、物が置かれた時に棚の存在が消え、物だけが浮いて見えるような棚になります。





隙間を埋める

既存の下地材の凹みの模様が面白いので、このまま仕上げたいのですが、隙間だけはモルタルで塞ぎました。
雑な仕上げで工事途中のようですがが、これは意図するところです。

床はエキスパンドメタルとし、1階に光が落ちるように計画します。





Jan 22, 2017

壁の下の壁

2階の床の間(トコノマ)の壁を剥がします。
モルタル塗りの下地壁が姿をあらわしました。
モルタルが剥がれにくいように壁にポツポツとくぼみができています。

始めて見る珍しい材料で、建物が建てられた時期を示し、時間の経過を感じさせる痕跡です。
このまま仕上げとして使いたいところです。





Jan 15, 2017

型枠工事

コンクリートを流し込むための、基礎の型枠を廃材で制作しました。
流しこんだコンクリートで型枠が開かないようにしっかりと梗塞しなければなりません。
少し心配です。



Jan 4, 2017

圧縮筋交い

解体した壁に、新たに筋交いを入れます。
木造の筋交いは、圧縮筋交いなので、隙間なく取り付けなければ、力を発揮しません。
施工の精度を要する、難しい作業です。


土台側は水平垂直なので90度にカットします。


梁側は登り梁なので、カットする角度を正確に墨付けし、少しずつ調整します。


Jan 3, 2017

配筋工事

構造補強をするため、新たに作る壁のための基礎工事を始めます。
既存のコンクリート土間にドリルで穴をあけ、鉄筋を差し込みます。
D10@250で、主筋はD13としました。


既存のコンクリート独立基礎にも穴をあけ、差し筋をして、一体の基礎とすることで、
既存束の負担を減らします。土台を緊結する為のアンカーボルトも設置しました。


余分な所はカットします。



Jan 2, 2017

壁の中身

1階の壁に筋交いを入れるため、壁を内側から壊してみました。
漆喰の壁は下地がモルタルで、とても重厚感がありましたが、
剥がしてみると、薄いトタンの外壁と横桟があらわになって、軽やかな壁になりました。
どのように手を加えるか、悩みます。





Jan 1, 2017

成長する空間

廃材で本棚を作ります。
思っていたよりも収納力がありそうです。

2階は模型や道具、本などが置かれることで、空間が作られていく場所となります。
棚や収納が作られ、物と建築が混ざり合って、常に場が成長をしていくような建築になります。

模型や関連する資料、創作の種となるたくさんのものに囲われながら模型などの製作作業をすることで、空間と物のスケール感、想像と現実を行き来しながら、新しいアイデアを産み出す場としたいです。